田村 美奈子

担当　[藍染]

2006年　京都市立芸術大学美術学部工芸科染織コース卒業
同年 古庄紀治氏に師事

古庄紀治(ふるしょうとしはる)
灰汁発酵建て藍染めの第1人者、現代の名工。江戸時代より続く古庄藍染工場　六代目当主。

2012年　Saai設立
2013年〜
日本各地の会場で作品を展示
神戸CAP（個展）・渋谷ヒカリエd47museumほか

講師メッセージ

私は、小さい時画用紙に色を置くことにとても慎重でした。何度も何度も薄い色を塗り重ねすぎて、画用紙は水分を含み、めくれ上がり最後には表面が破け、毛羽立っていました。そして、遠くから見ると私の絵は真っ白で、鉛筆で描いたアウトラインしか分からないものでした。流石に今は経験として透明感の出し方は知っているので、ボロボロになるまで水のような薄い絵の具を重ねることはしませんが、透明感と空間と光の色は、私の表現の対象となっています。『技術』は、言葉を覚えて、はじめて円滑に会話が出来るのと同じで、自分が表現したいものの為に使うものです。『技術』が最終目標ではありません。『技術』がはじまり、なのです。どう、使うのか、何が必要なのか、人それぞれ違います。制作を通して、一緒に楽しく自分に必要なものを見つけていきましょう。

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